りんねさんちの発達家族

その都度気まぐれ発達ライフ

違う道を選びながらも手を取り合うこと

よく聞くこと。かつての友人にも言われたこと。

 

「子持ち主婦は使えない。子どもの都合でいきなり休む。」

 

子どもがいるからって休まれたら仕事の仲間に迷惑かかるんですけど、というプレッシャー。正直、プレッシャーなんかかけられなくたってわかってるし、ちゃんと申し訳ないとも思ってる。それでも、仕方ないのは、共働きでないと生活できない世帯が増えていること。この世の中がそういう方向へ流れているから、子育てしにくくなってどんどん子どもは減っている。

 

仕事しながらの子育て、が、とても難しい。

 

子どものいない人たちの理解はあまりない。なんだかんだで、母親が子どもの生活管理の責任の多くを担っていて、子どもに何かあった時、まず仕事を休むのは母親。だんなは、当たり前のように、じゃあ今度は俺が休むという選択肢はない。

 

そうなると基本的に母親はパートかアルバイトどまり。それでも、やっぱり、休まれると困る(それ自体はわかります)、でも、こちらも働かないと困る…。

 

雇用側も葛藤してるんだろうけど、当の主婦パートも葛藤してます。迷惑をかけてる、でも働かないわけにはいかない。

 

まあ、中には、当然でしょ仕方ないでしょ、って人もいるだろうけど…それに関してはなんにしても、そういう、自己中心的な人は一定数存在するので。

 

でも、あんまり、子持ち主婦のそういうどうしようもない面をあげて、使えねえ、とか言われまくると、ちょっと反発もしたくなる。

 

 

じゃあ、誰も子どもを生み育てなくなったら?

 

誰も休まない、仕事は問題なく回る。でも、子どもは減っていく。若者は減っていく。

 

それまでに、全て機械化されて人間が必要なくなるかもしれないけど。

 

年を取って、若い人の手を借りたいと思った時、その若者は、使えねえ主婦が、周りからいろんな嫌なことを言われながらも育て上げた1人かもしれない。

 

子育て中の主婦が休み、フォローに入ること。目の前のことだけを考えたら、フォローに入る方だけ損をしているように思えるかもしれない。

 

でも、フォローをしたことで、一人の子どもが無事に成人し、社会に貢献できるようになるために必要なフォローであり、いずれ、その子どもたちが、年を取った、子どものいない人たちに手を貸す日が来る。

 

人に手を貸すことを厭わない人間に育つよう、いろんな人の協力を得ながら、この世は助け合って生きていくということを感じさせながら。

 

子育てをする人、子どもを持たない人、それぞれの人がそれぞれの立場で、お互いを尊重しあって、心に棘を抱かなくても助け合うこと手を取り合うことが、できるようになったらいいなあ。